わけあって 車が使えないので 日向和田まで 自転車で行っている

片道 約6キロ

往きは だらだらと 上り坂  
還りは すいすいと 下り坂

車だと 青梅街道か 吉野街道を使うんだが 自転車なので 青梅街道を使う

青梅界隈は 市を上げて 昭和の雰囲気を醸し出しているようで ぼくの故郷の神戸では 地震で壊滅したような 古い家屋が 残っている。

そんな建物を リフォームして ビール専門店にしたりと なかなか面白い試みも 目に付く
(耐震工事 しっかりやっとけよ)

しかし もっと奥に入って JR青梅線沿いのを 自転車で走るのは 実に楽しい
ここは 道という字ではなく 径という字をあてたい

青梅線は 東青梅から先が 単線になっていて 青梅駅から奥が 悪天候や 動物に当たった やらで 頻繁に運休する

しょうがないよな

電車に乗って 線路を見れば そんな気になる
森の中を抜けていく感じなのだ

したがって 線路沿いが 実に風情が有って いいのだ

まず 神社仏閣が かなり多くある

住吉神社の 参道を横切るところもある

そして 実に立派な寺があり その石段の横の公園には いつもこどもが遊んでいる
すごく いい環境だな と思う

勝沼の公民館も 入口の丸い街灯が 実にいい味を出している
つげ義春を思い浮かべる世界だ

そんな中 青梅の駅前を抜けて 七兵衛通りを走り 多摩高のあたりで 青梅街道に出る

そこから 長い坂が ふたつ 続く

ぼくは この坂を ツインピークス と呼んでいるが ひとつめのピークを越えたところで 天ヶ瀬の方から 冷風が吹き抜ける場所があり そこだけ妙に 涼しい というか寒いのだ

このツインピークスを越えれば 日向和田までは すぐだ

雨ではないが 常にミストのような霧雨が体を湿らせる そんな一日だった

約1時間 基本練習をし  猫のガニと一緒に パンを食って帰る