サイボーグへの道   

おやじカヤッカー サイヨバ  

2007年02月

砂上に虚構の大伽藍を建てる

リドリー・スコットの『ブレード・ランナー』という映画に、レプリカント(人造人間)を造る会社の社長の娘、レイチェルも、実は、レプリカントで、生まれてからの記憶が、すべて作り上げられていて、しかも、子供の頃の記念写真なんかも残っているので、本人は、人間であることに、何の疑いを持っていない、という設定があった。

『発掘捏造』     毎日新聞旧石器遺跡取材班
『古代史捏造』         同上


という、二冊の本を読んだ。

1981年、東北旧石器文化研究所の藤村新一が、宮城県の座散乱木遺跡で、四万数千年前の地層から石器を発見。

それから、二十年間に、旧石器時代の遺跡の、驚異的な発見が、相次ぎ、そのすべてに、藤村新一が関わっていた。
それゆえに、いつしか彼は『神の手』と呼ばれるようになる。

2000年、11月、
毎日新聞の記者により、藤村新一による、発掘捏造の瞬間がスクープされる。

その後の調査で、彼が、二十年以上に渡り、百六十二の遺跡で、捏造を繰り返していたことが判明。
前期・中期の旧石器時代の遺跡が、存在した、という証拠が、消滅してしまった。

ぶっちゃけた話、前期・中期の旧石器時代というものが、日本の歴史から、消え去ってしまったわけだ。

『江戸時代、徳川政権、ホンマはあれ・・・うそやってんドキドキ小

ま、他の時代だと、史料が豊富にあるので、そんなことにはならないのだが、時代がさかのぼるほど、捏造が介入する余地が、あらわれる。

それにしても、だ。
主要な石器のほとんどを、ひとりの人物だけが発見する、とか、どう考えても、おかしいと、二十年も疑わなかったのかな、と、誰しも思うだろうに・・・。

だから、これは、藤村新一の周りの学者たちが、こうあって欲しい、という願望を、彼が、石器の発見、という形で具現化して、願望が次々とかなっていく過程で、次第に批判能力が麻痺していったんだろうと、思う。

自分が、レプリカントだと知ったときの、レイチェルの驚きを、藤村新一周辺の学者は、味わったかも知れないが、俺が思うに、薄々は勘付いていたに違いない。

しかし、夢から醒めたくはなかったんだろう。
誰かが、揺り起こすまでは・・・。

前途多難

ここのところ、まったく漕いでいないので(木曜の夜から)今ひとつ、調子が盛り上がらない。

mo田さんが、ビデオを撮っていてくれた。
それだと、悪くはないように見えるのだが、やはり、自分の感覚は、誤魔化せない。

バウが水面上を戻る角度や感覚が、いい感じドキドキ小ではないのだ。

『また・・・。課題を、残してしまった

と、映画「七人の侍」の志村喬のように、つぶやいてみる。

今度は、完璧な演技が、ビデオに残るように、

やるべし!

ライブ

学生の頃、作家の筒井康隆が好きで、
そのからみでジャズピアニストの山下洋輔が好きで、
そのからみでサックス奏者の坂田明が好きで、
そのからみでベーシストの吉野弘志が好きだった。

そんなわけで、うら若き頃のサイヨバとサイヨメは、足利にある『屋根裏』というジャズ喫茶に、いそいそとおもむいたのだった。

23年前のことだ。

そして、その、吉野弘志が、国立に来る、ということで、23年ぶりに、サイヨメを誘ってみた。

『えっ、あのかっこいい人でしょ?』(サイヨメ談)

と、動機は不純だが、とりあえず、行くことになったのだ。

ピアノの中島さんとのデュオ

ベースとピアノというと、ピアノトリオから、ドラムスが抜けたようで、いささか心もとない、という印象なのだが、このふたりに関しては、そんなことが、微塵も感じられない。

ソロでも十分なふたりが、合わさると、さらに、相乗効果を生み出すのだ。

べた誉めのようだが、本当なので仕方がない。

残念ながら、客の入りが少なかったのだが、逆に、素晴らしい演奏を独占するかのような贅沢にひたった。
ワーグナーの歌劇を独占した、ルードヴィッヒ?世のように←なーんちって

セットの間や、終わってから、吉野さんと、いろいろな話ができた、というのが、何よりも嬉しい。

こんな夜は、やはり・・・
財産やね

ナイクラ 2/15

ひさびさのナイトクラブ流れ星
昨日とはうって変わって、天気晴朗なれど、風きつし
夜に入って、風はおさまったものの、空気は冷たい

くるくるやっていると、洟がずるずるとでてくる
スーパークリーンをやると、その遠心力で、あおっぱなが、四方に飛び散るありさまは、あたかも、ねずみ花火ネズミのようである←うそ

先週、先々週と、体調を崩してしまったので、気をつけねば、と思う。

最近、

『とりさわインフルエンザ』

という、恐ろしい風邪が、流行しているらしいです。
なんでも、桂川流域で、ウイルスがまんえんしているとのことなので、気をつけてください。

一見、めだった症状は、わかりませんが、これに感染すると、静水がきついらしいです。

さて、この場を借りて、お礼を・・・

たけ○さん、
鎌倉限定めだまおやじ 大仏バージョン、および、めだま汁
ありがとうございます。


む○ちゃん
東京限定めだまおやじ 東京タワーバージョン
ありがとうございます。


また、今度、改めて、写真で紹介させていただきます。

あがる本

本はよく買う

読むとは、限らない

プック・オプで105円(税込み)の本を三冊買っても、週刊誌、一冊ぐらいの値段だ
面白そうなのがあると、つい買ってしまう

中古は、その時に手に入れないと、いつ手に入るか、わからないのだ。

以前、内田百?の文庫本が、一冊百円で、五冊ほど、固まって鎮座しておられた。
よーし。これ、買い

と、指差しチェックを入れて、店内を一回りして戻ると、すでに

ないっ

ということがあった。
これは、悲しい泣く

その日は、一晩中、ベッドの上で、泣きました

とゆーわけで、気に入った本は、すぐにキープ
キープしなかった本が消えていても、仕方がない

しかし、買って、読み始めても、面白そうな本が、その後に出現すると、そっちを読んでしまう。

読みかけの本は、読みなおさなければ、つんどくになるので、部屋の至るところに、つんどく塚ができるわけだ。

つんどく塚が、小さくなるまでは、本屋絶ちをせねばならない。これを、ブックラマダーン、という。

この二日で、また、買ってしまったので、しばらくは、ブックラマダーンである。

ちなみに、買った本は

『「週間文春」の怪』      高島俊男 
『海の稲妻』(上)(下)    神坂次郎
『日本語の年輪』        大野晋
『断腸亭日乗』(上)(下)   永井荷風
『万里の長城 攻防三千年史』  来村多加史


あ、
今回は、かなり、まとまっている。
普段は、もっと、ジャンルがとっちらかっている。

さて、この中で、何冊が、あがるか。
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