サイボーグへの道   

おやじカヤッカー サイヨバ  

2006年10月

モーゼ その後

奇跡は起こらず、筋肉痛が起こった。

いつもの事ながら、だ。
しかも、鍛えにくいといわれる、大腿二頭筋(腿の裏側)が痛い。

石の重さに耐えつつ、ヒザを伸ばすという、良質なトレーニングの賜物だろう。
楽しく鍛えにくい筋肉が、いつのまにか鍛えられる。

キラキラこれぞ、奇跡なのかも、知れない。キラキラ

今は、パドリングもカヤッキングも必要ない!

今、必要なのは、

ストーン・リフティング

良いウエーブ・ホールが、上達の秘訣だ!!

出来れば・・・の話ですが・・・。

モーゼの如く

『十戒』   セシル・B・デミル

という映画で、モーゼが紅海に向かって、手を差し上げると、海の水が真っ二つに割れるシーンがある。

川に向かって、手を上げて呪文を唱えると、巨大なホールやらウエーブが、出現したらいいな、などと、メルヘンチックなことを考えながら、石をぶちこんでいた。
そんなん、台風で増水し始める時にやれば、ええやないの

そりゃそうだけど、ロマンがないねえ、ロマンが・・・。

軽~く、やるつもりだ。
石を積んで、堰にする。
瀬の上流まで、ボートを降りないで行けるように、回廊を造る。

ところが、ふと、見ると、さっきまでそこになかったと思われる、ウエーブが立ちかけている。
それは気のせいだと、思いつつも、

もちっと、バックウォッシュが欲しいよね

などと、独り言を言いながら、石を放り込む。

気がついたら、手の指先の感覚がない。
10月終わりの水は、結構冷たかった。
明日からの、風邪のぶり返しと、筋肉痛が怖い。

天候の長期予測は、不可能だそうだ。
それは、蝶のはばたき程度の空気の流れの変化にすら、左右されるものだからだそうだ。

わたしが、ヤギの瀬の上流の、絶妙なポイントに、こぶし大の石を投げ入れる。
すると、最初は、ほんの微妙な水流の変化が、ドミノ式に、変化の連鎖を起こし、突然、ヤギの瀬の中央に、巨大なウエーブが出現する大波

な~んて奇跡が起こったら、いいねドキドキ大

CDを購入

デスクユニヨンでCDを売っぱらって、クーポン券がたまったので、中古のCDを買った。

『ソルト プラス2』  アート・リンゼイ
http://www.artolindsay.com/


6590cd7c.jpg



アート・リンゼイは、わたしが、CDを新譜で買う、唯一のミュージシャンだ。
新譜が出ると、来日するので、いつも、ライブを観に行くからだ。
通算、8回、観に行った。

それが、なぜ、今回は中古を・・・?
これには、事情がある。

一昨年、某雑誌で、アート・リンゼイの、新しいアルバムが出ることを知った。
輸入盤で、おそらく、国内盤はでないであろう、という、話だったのである。

そこで、早速、立川のHMVまで、買いに行った。

そして、ライブ。
代官山ユニット、という、えらくおしゃれっぽい場所にある、ライブハウスに、のこのこと、出かけた。

その会場で、配布していたもろもろのリーフレット、チラシ類の中に、何を今さら、『ソルト』の国内盤のチラシ。
しかも、ムカつくことに、

「日本盤のみにコーネリアスとのコラポレーション・トラックと、マシュー・ハーバートによるリミックス・トラック収録」だとよ。

さすがに、2曲のために、2548円(税込み)はきつい。

そのうち、縁があったら・・・。
などと、半分あきらめておった。

プラス 2曲も、PCに入れて、お目覚めの音楽にしようっと。

お楽しみはこれからだ

最近、映画を観なくなった。
いつからだろうか?

たぶん、ビデオが普及しはじめた頃からだと思う。

映画を観るためには、映画館に行くか、テレビの洋画劇場で、ブチブチカット版を我慢して観るか、どっちかだった。

ビデオというのは、まさしく、夢のメディアだった、
はずなのだが・・・・困った

20ン年前に、当時20ン万円を出して、デッキを買って、最初に7千ン百円で購入したビデオ・ソフトが

『第七の封印』  イングマル・ベルイマン監督

だった。
あれほど、観たくて観たくてたまらなかった映画なのに、買ても、しばらく観る事はなく、やっと観たと思ったら、どうも退屈だった。

そういえば、タルコフスキーの『サクリファイス』をレンタルして観た時も、そうだった。
なんで、着物着とるねん、この外人
こらこらこら、浮いとるで、身体が・・・・。

映画の中の住人に、なりきれなかったのだ。

やはり、映画館の暗がりの中で、目を凝らして観るのが、正しい映画の見方、なのだと思う。
それも、独りで観るに限る。

『8 1/2』 フェデリコ・フェリーニ

なんかを、女房と観に行った日にゃー

おいおいおいおい、人の手のひらに、指でカエルの絵カエルを描いてるなよ!怒りなんぼ、わけがわからんっちゅーても怒
ロビーで、ポップコーンでも、食べてなさい!!

ビデオなら、気になる箇所を、何度でもリピートできる。
しかし、映画館で観るのは、一過性の出来事なので、それを何度も反芻したい。
まだ観ていない映画で、観るに値するものを知りたい。

『お楽しみはこれからだ』 和田誠

は、そんな、わたしにとって、とても貴重な本だった。
映画の中の名セリフを、イラスト入りで、紹介している、楽しい本だ。
確か、4巻まで、読んだのだが、映画を観なくなってから、遠のいていた。

その第7巻を、古本屋でみつけたのだ。

やはり、この本は、ずっと手元に置いておいて、時々眺めるのが、正しい読み方なのだ。

この本のおかげ(せい)で、観てもいない映画を、すでに観たつもりになってしまうのは、困ったものなのだが・・・。

本の中から、気に入ったセリフを抜書きしてみよう。

「守備の甘いところへ打つのがコツだ」
「だから俺は場外へ打つ」


『夢を生きた男 ザ・ペーブ』 ベーブ・ルースのセリフ

『シティ・スリッカーズ』の中のセリフを、ゴ○ゴ○君。
君に贈りたいドキドキ大

叩き上げの老カウボーイが、ニューヨークから来た、都会生活に疲れた男に言うせりふ

「人生の秘訣はただ一つ。それがあれば、ほかのものに頼らなくてもいい」
「それは何?」
「自分で考えろ!」

ジャズといふもの

先週の土曜日に、ジャズのライブに行った。

国立に、『GLUON』というライブ・ハウスがオープンし、そのオープン記念ライブだった。

メンバーは    中島久恵…ピアノ
           是安則克…ベース
           ツノ犬…ドラムス


1セット目が終わり、2セット目の途中で、ドラムス、ツノ犬の友人だというトランペッターが、登場した。
アメリカに留学していて、帰って来たばかりだという。

「次はオリジナルだけど、初見で楽譜よめるし、最初繰り返してるから、途中で入ってきて」

と、つの犬

クールに、言われるがままに吹こうとする風情の、トランペッター。

スタンダード・ナンバーの方が良いんじゃないの、という話になる。

「じゃFから」
「いや、今までFばっかりなんで・・・」

といった会話も聞こえてくる。
ミュージシャンの誰かが、ステラ・・・、というと。
客席から、パラパラと拍手が聞こえて来る。
この曲が、好きらしい。

それを聞きつけて、ピアノの中島さんが、
「ステラ(がいいの)?」

「途中から、なんとなく入りますから」
と、トランペッター

「ステラ・バイ・スターライト」が始まる。

こんなところが、ジャズだなー、と感じる。

トランペット、中村たくや
要チェックです。

そういえば、生まれて初めて、ライブに行った時、エルビン・ジョーンズが歩いているのを見て、

あ、ジャズが歩いとー(神戸弁)。
と、思ったものだ。

スティーブ・レイシーが、演奏前に、おもむろに皮ジャンを脱いで、ソプラノ・サックスを吹き始めた時や、マル・ウォルドロンが、ベースソロの間、ピアノの上に灰皿を置いて、茶色く細い巻きのタバコを、ごっつい指輪のはまった指にはさんで、うまそうに吸っている時、

そんな仕草を見て
ジャズやんか
と、思う。

ワイルド・ターキーのロックを注文し、バーボンの原液をなめ、やがて、氷が解けて、水割りになる。
そんな、一杯で二度おいしい、得した感覚に酔いながら、人目はばからず、身体をゆらす。

これも、ジャズちゃうか?

便所に行って、ハンカチがないので、スボンで拭いたら、思いがけないところにシミを作ってしもうた。

これも・・・
ジャズとはちゃうな困った
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