人里はなれた所に庵を結び、悠々自適の生活というのに、ほのかな憧れを持ったのは、確か中学の頃だった。
教科書で習った、鴨長明の『方丈記』の影響だ。
部分的に教科書で読んだものの、通しで全体を読んだことはない。
文庫ででているのを見ると、実に薄っぺらくて読みやすそうなんだが、やはり古文である。
一行読むのに、えらい苦労である。
が、
『方丈記私記』 堀田善衛
を読むと、一度、この古典に取り組んでみたい、と思うだろう。
『方丈記私記』(以後『私記』)では、著者(堀田善衛)の空襲体験と、鴨長明の飢饉、災害、体験がクロスオーバーしているところに、天皇制という現代につながるテーマが、オーバーラップしている、なんぞと説明しても、たぶんピンと来ないと思うので、一度読んでみることをおすすめする。
ま、
この本の中で、学校の授業では触れられなかった、或いは触れられていたが、聞いていなかったことで、いろいろ興味深いことを知った。
たとえば、方丈というのは、四畳半の広さ、であること。
そして、驚くべきことに、鴨長明が、宇治の日野山に建てた、方丈の庵は、何と、組み立て式、移動式で、車(牛車)二台で、運べるものだったらしい。
画期的である。
さて、現代における鴨長明の後継者は、日向和田の仙人こといそ○んをおいて、他に考えられまい。
ここはひとつ、方丈記に匹敵する著作をものにして、後世に、『二十一世紀の無常』について、知らしめていただきたいものである。
教科書で習った、鴨長明の『方丈記』の影響だ。
部分的に教科書で読んだものの、通しで全体を読んだことはない。
文庫ででているのを見ると、実に薄っぺらくて読みやすそうなんだが、やはり古文である。
一行読むのに、えらい苦労である。
が、
『方丈記私記』 堀田善衛
を読むと、一度、この古典に取り組んでみたい、と思うだろう。
『方丈記私記』(以後『私記』)では、著者(堀田善衛)の空襲体験と、鴨長明の飢饉、災害、体験がクロスオーバーしているところに、天皇制という現代につながるテーマが、オーバーラップしている、なんぞと説明しても、たぶんピンと来ないと思うので、一度読んでみることをおすすめする。
ま、
この本の中で、学校の授業では触れられなかった、或いは触れられていたが、聞いていなかったことで、いろいろ興味深いことを知った。
たとえば、方丈というのは、四畳半の広さ、であること。
そして、驚くべきことに、鴨長明が、宇治の日野山に建てた、方丈の庵は、何と、組み立て式、移動式で、車(牛車)二台で、運べるものだったらしい。
画期的である。
さて、現代における鴨長明の後継者は、日向和田の仙人こといそ○んをおいて、他に考えられまい。
ここはひとつ、方丈記に匹敵する著作をものにして、後世に、『二十一世紀の無常』について、知らしめていただきたいものである。