サイボーグへの道   

おやじカヤッカー サイヨバ  

2005年04月

桜の木の満開の下

JRを越え、国道2号線を横切り、桜並木の通をすり抜けると、川西グラウンド野球があって、その手前の交差点を左折して坂を上りきると芦屋川。川をまたぐように阪神芦屋の駅がある。
芦屋川は、河床の三面がコンクリート護岸されているのみならず、水は少なく低い堤防の連続で、こんな汚い川でも天気がよければ家族連れが川床まで降りてバーベキュージョッキ炎なんかをやっている。
奥多摩の清流とカヌーをしってしまった今となっては、実にかわいそうな風景なのだが、昔はあっ、ええなあ。なんぞと思ったりもしたっけ。
しかも、天井川で有名だそうで、なんと川の下をJRの線路が横切っておる電車
こんなありがたい川が街の真ん中を流れている芦屋といい、川床の両面にダンプ道ダッシュが通っていて、山を削った土砂を海の埋め立てに使うという、全国有数の土木都市、神戸といい(神戸は芦屋の隣)オレの育ったところでは、という概念がちょっと異質のものだった。
しかし、こんな情けない、川というより溝ではあるが、水遊びはできないものの、川に沿って桜並木が続き、このシーズンになると花見スポットには事欠かなかったんや!怒り←なんで怒ってるねん!!怒

さて、オレがいままで見た中で、一番美しいと思った桜の話をしよう。
国道2号線の南側、冒頭で紹介したあたり、芦屋市辻町、神戸市東灘区は地震の被害の最も大きい地域のひとつで、多くの死者を出している。
震災直後、国道2号線は、延々と渋滞する車、その間を縫って走る単車、点滅しない信号、2ケツ3ケツは当たり前の原チャリ、埼玉、神奈川、などなど全国各地から動員された交通整理の警官、常にどこかで鳴り響くサイレン、傾いた電柱、垂れ下がった電線、瓦礫と化した倒壊住宅、お互いにもちつもたれつして、ようやく倒壊を免れているビル・・・・。今まで一度も目にしたことがない風景が展開された。
日にちが立つにつれて、瓦礫が撤去され、さら地になり、思いっきり見通しが良くなった。

4月から転勤が決まった。
報道なんかから想像するのは無理だが、震災後の阪神間には、異様な熱気があった。
中には、もう立ち直れないほど落ち込んだ人もいると思うが、街全体がアドレナリンで満たされている、テンションが高まってイケイケムード、そんな感じだ。
たぶん、そうでもなきゃ、みんなやっていけんかったんやろね、きっと。
それだけに転勤するのがいやだった。
かといって、こんな時に会社やめるんは自殺行為やしね。

転勤を前にして、時間をみつけて街を見て回った。
生まれ育った街がどんなありさまか、見ておく必要があると思った。

2号線に沿って、東灘区の森南町から芦屋市の辻町に向かって歩いた。
さら地のいたるところに、花が添えられてあった。
それを目にするたびに、ここでも人が死んだのだと思った。

まだ三月なのに桜が咲いていた。
桜の淡いピンク色は、濃い青空に映える。
その日は、藍色に近いほど空の色が濃かった。

桜の木の下には、死体が埋まっている。

一杯の牛丼

今日は、豚キムチ丼を作った。
先日の親子丼、そして牛丼と、最近どんぶりものが、自分の中では好調だ。
まず、肉を炒めすぎないこと。そして、味付け。これが重要なのよ。
ところで、わたしが主夫としてのキャリアを歩みはじめたころ初心者 夕食のデパートリーを豊かなものにするのに、とっても役に立ったことがあるの。
今日は、それを教えてあげる笑い
デリバリーで食材のパックを持ってきて、説明書を見ながら料理するっていうのがあるじゃない? ほら、ヨシケイとかタイヘイとか・・・・。
あれって、育ちざかりの筋肉を持つ主夫にとっては、ちょっと量が物足りないのよね。
そこで、スーパーで食材を買い足したりして作るわけ。
でも、そのうちポンとひざをうって
こんなん、最初っから作ったらええやん。
と思いあたるのハート
その頃には週に何回か配達してくれる食材の料理法を、学習してるから、デパートリーはぐっと広がってるってわけ。
ということで、わたしも週に何回かは夕食だけなんだけど、まじめに主夫してまーす。

こんな文章書いてると、まじめに自分をしばきたくなるね。

さて、こころがほんのりとあったまる、ちょっといい話、第二弾。
今日は牛丼にまつわる、いい話です。
この話は、荻窪でマッサージ業を営む、勝鬨橋 渡(かちどきばし わたる)さまから たまわりました。
中学の頃、わたしの同級生だった渡さんは、神戸にある神○高校に進学されました。この学校は神戸では名の通った名門校(ただし野球)で、地元ではボケ神と呼ばれ、親しまれていました。
渡さんのお友達は、その頃貧乏でした。
とは言え、神戸の繁華街にある高校に集まってくる海千山千の猛者ども(実際淡路島から、父親の漁船に乗って通っていた子もいたそうです)を相手に、学園生活を送るのは、並大抵の体力ではございません。
喰わなやっていけへん。
というのが正直な感想ですので、毎日昼になると吉野家に通っておりました。
えっ! 吉野家の牛丼!! めっちゃリッチやん!
そんな金、どこにあったん? 貧乏やってんやろ。カツアゲでもやっとったんか?
ところがところが、彼は吉野家に行きながら、牛丼を食ったことがなかったんです。
何を食っとったかと言うと、ライスを食っとったんですわ。
紅しょうがとおしんこ(この当時、ただやなかったかなあ)をおかずに、毎日ライスを食い続けておったわけです。
こんな客が来ると、店員はイヤな顔するんが普通でしょう。
根性の悪いブスな女店員に
ギュウ食わんのやったら、よそ行ってーな
などと、イケズの一つも言われそうなシチュエーションです。

でも、この店の若い店長が偉かった。
毎日来ても、いやな顔ひとつしなかったんです。

そんなある日、彼(渡さんの友達ですよ)が、いつものようにカウンターにすわり
「ライスください」
と言いました。
しばらくして、いつものようにテーブルの上にライスが置かれました。
店長は、さりげなく店内を見渡しました。
離れた場所に何人かの客が座っているだけです。
店長は静かにカウンターの奥にひっこむと、しばらくしてトングに何かをはさんで、それを彼(渡さんの友達です)の前のライスの上に乗せたのです。
ギュウでした。
いつもは何もない、純白のご飯のうえに、ギュウがどっさと置かれているのです。
「て、て、店長」
「ええって。何もいうなや」
「お、お、お、おお・・・きに」

その時の牛丼は、心なしかしょっぱい味がしたといいます。





ついにでました

ついにでました、痛風が。
痛いっす。

風が吹いてくるだけで痛いだけでなく。じっとしてても、動かしても、立っても、座っても、寝てても・・・・、い、痛いっす。

何を言ってるんですかヤノサン(サイヨバの本名) サイボーグが痛いわけがないじゃありませんか。ハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
なんて、シミっちゃんあたりがいうんだよなあ、たぶん。

油がきれてんじゃない?
なんて、オッカーあたりがいうんだよなあ、きっと。

でも、わたし・・・・。
体はサイボーグでも、人間の心と、痛風と、ありあまるリビドーを持ってますから!←なんのこっちゃい

ところで、今回からちょっといいというカテゴリーを増やしました。
これは、わたしの身辺の出来事、聞いた話し、読んだ話、などの中から、心に響く話を紹介するものです。

今回は、過日、昭島にお住まいのおおぬきさまから承った、ちょっといい話です。

金田正一といえば、かつての巨人V9にも貢献した、往年の大投手です。

彼はいいことを言ってます。

PTAのイベントで、皆の前で発表しなければならなくなりました。そんな席であがらないためには、どうしたらいいですか?
というあるお父さんの質問に、金田正一栄光の400勝投手
このように答えたそうです。

とにかく走りこめ!走る走る走る走る走る走る

さすが、言うことが違いますね。
わたしの痛風も、やはりとにかく走りこむことが大事なのかなあ。


Woop !

Woop! Band 聴きました。
最悪ですね。歌詞が。
いきなり、音符糞にまみれたキン○マで~っ ですかあ。

音符しゃぶってあげようか、イクまで
音符シャブ射ったげよか、イクまで


あっ、韻を踏んでるやん!!
でも、サウンド的には、結構いけてます。
実を言うと、歌詞も嫌いではありません。

ゲスト・ミュージシャン! すばらしいですね。

林栄一は、大好きです。
川端民生。亡くなられたそうですね。でも、すばらしい人だったと聞きます。

イラストがさり気に、しりあがり寿! 江戸むらさき超特急でしたっけ。
結構好きです。

この間、ウップちゃんの店に行った時に食べた卵焼の味を再現しようと、本日試みましたが、ちょっと甘みが足りなかったです。

いやげもの

みうらじゅんの言うところの、もらっても邪魔になるだけ、というみやげのことをいやげと称するらしい。
この間、みうらじゅんに傾倒している職場のアイドルMちゃんに、バリのいやげをもらった。
サルのステッカーで、BARIと書いてある。
さっそくWNのしみっちゃんに見せると
「うーん。微妙ですねえ」
という返事が返ってきた。

ヘルメットに貼った。
うっ、台無し感、全開!
推定下取り価格 7000円の品が、どうあがいても3000円にまで暴落している悲しい

いそやんに見せた。
さすが いそやんである。
このサル、いい顔してますねえ
という返事が返ってきた。
なるほど電球
いい顔してるんだ。バリのサルは・・・・。

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