カヌーのフリースタイル競技のワザの進化は、ボートの進化なしには考えられない。
E・Jが現在もなお、トップであり続けている背景には、フリースタイル競技が必ずしも身体能力のみで競い合うものではないことを物語っている。
もし、フリースタイル競技が、早い段階でボートのレギュレーションを決めてしまっていたなら、当然若くて体力のある選手が、圧倒的に有利なわけだし、現在ほど、ワザが進化したとは考えにくい。
ここ10年間で、ボートの最大の進化は何か?
わたしは、静水でカートウィールができるようになったことではないかと思う。
かつて、カートウィールをするためには、すばぬけた身体能力か、非常に条件に恵まれたプレイ・スポットか、スクォート艇のようなダウンリバーやスポットプレーにはいささか不向きな、特殊なボートか、のうちどれかが必要だった。
現在は、ダウンリバー、スポットプレー、静水パフォーマンスのどれもが楽しめるボートが、市販のプレイボートの主流をしめている。
これは、かつては、夢のような状況だったのではないだろうか。
増水した川のホールで、トランジションでエンダーの練習をしていた頃や、ヴァーチゴでエディーラインを使ってスターンカットを延々と練習していた頃を思い出すたびに、そう思うのだ。
E・Jが現在もなお、トップであり続けている背景には、フリースタイル競技が必ずしも身体能力のみで競い合うものではないことを物語っている。
もし、フリースタイル競技が、早い段階でボートのレギュレーションを決めてしまっていたなら、当然若くて体力のある選手が、圧倒的に有利なわけだし、現在ほど、ワザが進化したとは考えにくい。
ここ10年間で、ボートの最大の進化は何か?
わたしは、静水でカートウィールができるようになったことではないかと思う。
かつて、カートウィールをするためには、すばぬけた身体能力か、非常に条件に恵まれたプレイ・スポットか、スクォート艇のようなダウンリバーやスポットプレーにはいささか不向きな、特殊なボートか、のうちどれかが必要だった。
現在は、ダウンリバー、スポットプレー、静水パフォーマンスのどれもが楽しめるボートが、市販のプレイボートの主流をしめている。
これは、かつては、夢のような状況だったのではないだろうか。
増水した川のホールで、トランジションでエンダーの練習をしていた頃や、ヴァーチゴでエディーラインを使ってスターンカットを延々と練習していた頃を思い出すたびに、そう思うのだ。