秘本 三国志   全6巻     陳 舜臣

土着宗教 五斗米道 の教母が 狂言回しの役割を担う

三国志というと 純粋豪傑ワールド という感があるので こういうところは 陳さんぽくって 渋い

しかし この手口 チンギスハーンの一族でも 使ってなかったか

いやいやいや いーんですけど


そして 劉邦 曹操 孔明 と けっこう 八百長を使う

逆に どこまで八百長 どこからガチか

という部分のサスペンスが また 興をそそる


三国志 というと 三国志演義 を 差すことが多いようだが 

この本は 正史の三国志を ネタ本にしている

という

が しかし 三国志演義も 正史 三国志がネタ本であるので これは

陳版 三国志演義  と言えるかも知れない

巷にあふれる 三国志本の中では かなり 渋い一冊 いや 六冊といえるかも知れない