Fさんは　わたしの　水泳コーチングの　師匠と仰ぐ人で　オリンピック前に　メールで　高地トレーニングの場所から　外の風景の写真を　送ってきてくれた

わたしは　それを　陽光に　きらめく　川だと思って　

良さそうな川ですね

と　送り返したら

雪です

と　返事がきた


なんでも　近くに松田がいて　わたしのメールを見せて　

これ　川に見える?

と聞いたら

ふつう　雪でしょう　　変わった感覚の人ですね　

みたいなことを　言っていたらしい

ほう　あの松田が　そんなことゆーとったんかいな


温泉に浸かりながら　コーチングの真髄について　お話しましょう

とのことなので　Fさんが住む　静岡に向かう


Fさんを乗せて　ドライブに・・・

伊豆に向かって　ずいぶん　遠くまで来たな　と思ったが　ずっと　話をしていると　苦にならない

着いたのが　下田の　金谷旅館

泊まりではなく　温泉だけ

湯に浸かりながら　時計を見ると　３時ぐらい

圧力中心と　重心の一致　という観点から　けのびのレクチャーを受ける

kanaya9[1]

で　実際に　客が　入っていないのを見計らって　けのびをしたり

ターンをしたり

泳いだり　と　狼藉　し放題・・・

写真は　千人風呂と名付けられている湯船で　手前に　ぬるま湯があり　ずっと入っていても　のぼせない


奥は　露天風呂で　湯船でつながっている

ときどき　女性が入ってくる

なんでも　女子風呂から　こちらへは　入って来れるが　こっちから女子風呂には　行けないらしい

つまりは　この千人風呂　　混浴らしい


ま　入ってくる女性は　バスタオルをしっかり　巻いてますけどね・・・


結局　６時間ほど　入っていた

こんなに入ったのは　初めてだ


夜の伊豆の曲がりくねった山道を　車で走っていると　時折　ゲリラ豪雨に襲われる

ふと見ると　前の方を　女の人が　ふたり　歩いていて　車で　通り過ぎると　忽然と　消えてしまった

Fさんに聞くと　やはり　女の人が　ふたり　いたという

見ちゃったんだね


その夜は　Fさんのうちに　泊まらせてもらって　そこでも　水泳に関するレクチャーを　ずっと　受ける

知的好奇心を満たすことは　大きな快感をもたらしてくれる

とにかく　濃厚で　充実した二日間だった

そして　いささか　脳みそが　筋肉痛に・・・