ブルーノート といえば ジャズの名門レーベルで ジャズ評論家の中山康樹の本を読むと ジャズは マイルス・デイビスと ブルーノートのを聴いとれば十分や みたいなことを 書いておった

しかし そんなことを言ったら ビル・エバンスのワルツ・フォー・デビーも コルトレーンの クル・セ・ママ も マル・ウォルドロンの 柳よ泣いておくれ も 聴けないので 困るのである

ま 確かに ブルーノート 1500番台 4000番台を聴いていりゃー 間違いはないのだが ブルーノートの中で どれが一番好きか を 考えてみた

で 浮かんだのが これ

アウト・トゥー・ランチ

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クール というより シュール

エリックドルフィーが残した録音の中でも 異彩を放っている

ブルーノートの中でも 独特だ

ジャズ というジャンルにはめること自体 無理があるような気もする

空間というカンバスに 音を使って 書き綴ったり 切り裂いたり

とはいえ そんな気難しいものでもない

 
たぶん 好き嫌い はっきりと分かれるだろう

心の無い どこがいいのかわからないジャズ 
という 心の無い 何言ってるのか わからん評論家もいる


しかし ジャズという音楽の 謎めいた魅力を 感じさせてくれるのが これだと思う