今 読んでいる本に 

人は農耕をおぼえ・・・・鳥獣と共存していた人が、人だけの居住区をつくった。
そのため人は人とは別な生物や現象に語りかけていたことばをうしなったといえる。


という一節がある

夜 闇に包まれた川に降りる という行為は 人の社会から離れる ということにならないか

闇に対峙したときの 恐怖感は 得体のしれない何かが 闇の中に潜んでいるというものだけでなく 人間社会から離れる心細さに起因するのもあるのかも知れない

しかし いったん 闇の中に入ってしまうと 恐怖心は薄れ 逆に 人間社会が 外の世界になってしまう

闇の中で 舟を浮かべる ということは 昔 失われた言葉を取り戻す行為 なのかもしれない

ナイトクラブをやろうと思うのは スキルをみがく というだけでなく  そのようなことを 本能が欲している といえなくないか

実際 身体の感覚が 研ぎ澄まされていると 夜の川は 意外に饒舌だ

聴覚だけではなく 触覚 視覚 にもうったえてくる

遠い瀬の音 水音 風の音 木々が騒ぐ音 虫の声 鳥の声 得体のしれない動物の声 遠くのオートバイのエンジン音 電車 頬をなでる空気の感覚 水の冷たさ 天空に貼りついているオリオン座

う う  うるさいっっっ

とは思わないが 孤独なわけではないのは これお分かりでしょう

日中は四月なみだが 夜は 寒くなる と予報では言っていたが あまり寒くはなかった

12月の頭か 11月ぐらいに感じた

コックピットも製氷皿にはなっておらず 川から上がって 着替える時には 身体がほてって 湯気が出た

 このまま 全裸で 庭かけまわろうかな ドキドキ小うふっ

と 思ったぐらいだ