炎天下 痛風ではれあがった足をひきずり、歩いていると、耳の奥で、『パピヨン』のテーマが、流れてきました

哀しく、そして、あまりにも美しいメロディー、です

映画『パピヨン』は、胸に蝶の刺青をしているため、パピヨン、と呼ばれている男が、主人公です

本名を、アンリ・シャリエール、といいます

監督は、フランクリンJシャフナー
主演は、スティーヴ・マックィーン

脇役の、ダスティン・ホフマンも、いい味出してます

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そして、音楽は、あの、ジェリー・ゴールド・スミス!!

知りませんか?

すこし古い、アメリカ映画を、10本観たら、そのうち1本以上は、ジェリー・ゴールドスミスです、、と言うと、言い過ぎでしょうか?

パピヨンは、無実の罪で、捕らえられ、送られた監獄から、脱獄しようとして、失敗します
脱獄は、2年間の、独房です

独房といっても、オリです
からだを動かすことも、ままなりません
日もあたりません

他の囚人たちは、次々、死んでいきます

2年間、独房で勤めあげた、パピヨンは、再び、脱獄を企てます

これも失敗して、今度は、5年間の独房です

5年の刑を終えて、出てきた時には、髪は真っ白で、歯も抜け、歩くのも、やっとというありさまです
足をひきずりつつ、よろよろと歩いているシーンに、あの、哀しく美しいテーマが、かぶさってきます

胸をうたれるシーンです

そうです
そのときのパピヨンの姿と、痛風にあえぐ、己が姿が、オーバーラップしたのでした

ジェリー・ゴールドスミスの、美しい旋律が・・・・もう、いいっちゅうに怒り

その後、パピヨンは、脱出絶対不可能、といわれた、絶海の孤島、悪魔島に、送られてしまいます

そして、彼は、どうなったのでしょうか?

ヒント

この映画の原作を書いたのは、アンリ・シャリエール、という人物です

はい、パピヨンが、どうなったのか、、わかりましたね

わたし、この映画、中学生のとき、観ました
初めて、ひとりで、映画館に行きました
震災後、なくなってしまった、神戸三宮の、阪急会館という、映画館でした

とても良い映画です

小歩危を下るぐらいは、疲れますが・・・

音楽だけでも、聴いてみてください譜面

車で流すには、ドラマチック過ぎますが・・・