戦国時代、といっても、中国の戦国時代の、歴史本を読み始めているが、やはり、スケールがでかい。

織田信長レベルの天下を統一した人物が、10人以上、むちゃくちゃに入り乱れて、決勝戦をやるような感じだ。

主だった国だけでも、

斉・楚・燕・韓・趙・魏・秦

これに、呉・越・衛・中山・魯・・・
中小の国々が、あっちでくっつき、こっちで離反し、と、めまぐるしくうごめく。

登場人物も、みんな、漢字だし、覚えちゃあいない。
じゃあ、複雑すぎて、わけわかんないか・・・というと、

『春秋戦国激闘史』   来村多加史

主だった会戦に焦点を絞って、うまくまとめてあるので、とても面白い。

入り乱れる策謀、丁々発止のやりとり、
やはり、乱世は、同時代の人間には、たまったもんじゃないが、高見の見物視点で見ると、面白い。

大国同士のガチ喧嘩、冷戦時の水面下の熾烈な戦い、という時代が終わり、リアルなテロの時代に入った現代は、もはや、ロマンのかけらもなくなってしまったんだねぇ