『ジャズの名盤を聴け!』  中山康樹

なにぃ?聴けやとぉ?
えらそうに なんじゃぁ怒

と言いたいところだが、これが、むっちゃ面白い。

関西ノリの文体は、先に購入した本

『「週間文春」の怪』      高島俊男 
『海の稲妻』(上)(下)    神坂次郎
『日本語の年輪』        大野晋
『断腸亭日乗』(上)(下)   永井荷風
『万里の長城 攻防三千年史』  来村多加史

らを押しのけて、一挙に読み終わってしまった。

この人の本は、他にも何冊かあるが、

『マイルスを聴け!』
などと、クレージー・ケンなみの押しで、グイグイくる。
そしてさらに、5分だけでは許してもらえそうにない。

ソニー・ロリンズ 大阪ミナミ出身説、
デイブ・ブルーベック=サド ポール・デスモンド=マゾ 説

など、うーん、と唸らされることが多い。←何がじゃあ

コテコテの関西ノリだけではなく、

『超ブルーノート入門』

などは、ジャズの名門レーベル、ブルーノートのレコード番号1500番台にまつわる、プロデューサー、ミュージシャン他もろもろのストーリーが展開されていて、すごく面白い。
みもふたもない題名なのだが・・・。


ジャズを聴こうが聴くまいが、中山康樹を読め!