サイボーグへの道   

おやじカヤッカー サイヨバ  

2005年08月

アンソニーに浸る

矢野顕子のライブに行った。
あ、ちょっと前の話なんですがね。
実を言うと、矢野顕子というと、『春咲小紅』しか知らない。

ほーら春咲き神戸にぃ音符
音符ミニミニ ミニ着てぇね


というフレーズが、頭の中でぐるぐるくりかえされるので、ちょっとぉにがてだなぁ困った

で、

わたしにとって、この夜の主役はやはり、ベースのアンソニー・ジャクソンだ。
と、偉そうに書いているが、最近までは、名前すら知らなかったのである。
ここのところはリベン痔便ちゃんの教育の賜物なのである。
便ちゃんにしても、最近までは、エリック・ジャクソンを知らなかったので、ま、お互い様ということで・・・。

前回アンソニーを聴いた時は、ウエイン・クランツ(G) クリフ・アーモンド(DS)との丁々発止のやりとりと、一体どこに展開していくかわからない変調の嵐に、あれよあれよと時間が過ぎてしまった。

今回は歌伴かあ、と思いきや、矢野顕子、アンソニー・ジャクソン、クリフ・アーモンド三位一体のライブであった。

実は最初、矢野顕子の歌が邪魔だったのだ。
ごめんね、顕子悲しい
しかし、やがて三者の音がとけあって、心地よいグルーヴを生み始めた。
ここで、アンソニーの役割の大きさに、はたと気づく。

ベースラインをキープする、のは当然。曲の環境づくりをも一手に引き受けてたんだ、このおっちゃんは!!!

1フレーズ、そして1音1音に至るまでを、すごく大事にしている。
なんでそんなことがわかるかというと、
1フレーズ1音1音、百面相みたいに顔が変わるんじゃー! このおっちゃんは!!!

特に、ドラムスのクリフに合図を送る時の、切羽詰った、切ない、甘酸っぱい表情は忘れられない。
『わし、ここまでがんばってんでぇ! たのむで! ここでへたうったらぶちこわしやさかいな、あんじょうやったってんかぁぁぁぁぁぁぁ』

というアンソニーの心の声が(ただし英語) 聴こえてくるかのようだった。

また、一段と、アンソニーが好きになった。

ありがとうございます

O貫さん
O和田さんとふたりで、あやしい大ボケ旅
いかがでしたか?

おみやげの
『目玉おやじねつけ四国バージョン』
ありがとうございます。笑顔
ところで今、手元にあるのは、目玉おやじではなく、なぜか
『キティーちゃんねつけ、阿波バージョン』
なのです。

これは、手違いでわたしの手に渡ってしまったのですが、本当は、吉・・・・・・・・・・・・。
うーん、いかんいかんいかんいかん。
これを書くとまた
チクるんじゃねえ、このヤロー、すぐぉっすわられるっどー怒り
なーんて、怒られちゃいます。
くわばらくわばら、くわばらかずお。←だれじゃー

と、これを書いたのは数日前。
実は、もうすでに
『目玉おやじねつけ四国バージョン』
を、入手しております。

ここ数日間、激しい文章飛びまくり、消えまくり祭りで、『死の阿波踊り』困ったを踊っておったわけなんです。
従って、先に書いた部分(くわばらくわばらくわばらかずお) ←関西人にしかわからない。たぶん。の先の文章が消えてしまって、しかも、ノリで書き込んだので、ほとんど覚えていないというありさわだったのです。(ごめんね、ありちゃん)落ち込み

で、

今回いただいた
『目玉おやじねつけ四国バージョン』
は、なんと目玉のおやじがさぬきうどん風呂に入ろうとしているずぇい。

「鬼太郎。たまにはこんな風呂も、おつな味じゃなー」
「うまいこといいますね、おとうさん。だし、いや、お湯をたしましょう」
「あっちちちち。鬼太郎っ、あついぞう、しかもかつおだしの効いた関西風味じゃー」
「ほな、おとうさん。いただきます」
「いてててて。何をする。わしを食うつもりか」
「おとうさん。ちょっとの辛抱ですわ」
「関西弁。おまえはもしかして、大阪妖怪『阿波おこし』!!!!」
「うへへへへ。なーんや、ばれてもた。」
「おまえ、なんで阿波おこしなのに大阪名物なんじゃ?」
「!?」
さっぱりわやや


危険な本

電車で帰宅の途中、向かいの座席に座っていたおやじが本を読んでいた。
がたいの良い、それゆえに、近親憎悪を感じてしまいそうな感じの、色黒のおやじだ。
オレなら絶対に、車内の読書には、これをチョイスしないだろう。
『鉄道員(ぽっぽや)』浅田次郎
これは、非常に危険な本である。
これを言っても、誰も信じてもらえないかも知れない。
中には、『サイボーグに感情はないでしょう』などと嫌味を言う人もいるだろう。
えー、春先から初夏にかけての数ヶ月間、人相がわからなくなる人です。
実を言うと、オレの涙腺の臨界点は、かなり低いのだ。
わたしは泣いたことがない音符
という人間が、本当にうらやましい。
意図がみえみえの、ぶっちぎりお涙頂戴映画などでも、見事にその策謀にはまってしまう。
テレビドラマでも、佐久間良子がでてくると、もうあかん。
あ、これは、昔のオレのおかんやった。
で、『鉄道員(ぽっぽや)』
これは、短編集である。
その中の「ラブ・レター」ドキドキ大は、滂沱のキーパーホールに巻かれて悶絶間違いなし、である。

向かいの席のおやじに告げたい。
なんでそんなにすましていられるんだ。
きさま、血も涙もないのか。
無理しなくてもいいんだ。
存分に泣け。
おれも一緒に、泣いてやる。


危険な本の恐ろしい罠は、これだけではない。
学生時代、阪急電鉄(品の良い鉄道)で通学の途中、本を読んでいた。
『男たちのかいた絵』筒井康隆の中の、「星屑」という話にやられてしまった。
利根川を下っていると、突然消えてしまったO貫さんのような心境だ。←俺の気持ちがわかってたまるかぁ!怒りBy Onuki
さすがに、この本で泣いたわけではない。
笑ってしまったのだ。
その時もし、ジュースを飲んでいたら、ドリフのギャグ(いつの時代や)のようにブッと吹き出して、向かいに座っている、ムームーを着たおばはんにかけてしまい
『あんた何しよんねんな』
と叱られてしまうところだ。
もし、ガムをかんでいたら、クレージーキャッツのギャグ(いつや)のように、隣の股をおもいっくそ広げてふんぞり返っているおっさんのパンチパーマの中に吹き飛ばして、えりくびをつかまれ
『にいちゃん。一緒に次の駅で降りようや』
と凄まれるところだ。

『パタリロ』魔夜峰央
この本にもやられたことがある。
10巻あたりのロボットがでてくるあたりで、興味を失っていったのだが、絶妙な間を持ったギャグが、ツボにはまると、もうあかん。

もし、呑んだ帰りでウップが入っていたら・・・。(もうやめてくれぇ自分困った)

というわけで、今かばんの中で待機しているのは

『帝王後醍醐』
『ハーメルンの笛吹き男』
『万葉の人々』


いずれも、喜怒哀楽センサーに抵触しない、歴史関係の本だ。
睡眠促進回路の活動を活発にしてしまって、終点青梅まで連れて行ってくれるのは、ちょっと困るのだが・・・・。


万願寺の呪いか?

だ、誰じゃあ!!
仕事をさぼって、こっそりとわけのわからんブログを開いてクスクス笑っているのは!!!怒り

お仕事中のゆ○さん、はま○らさん、お元気ですか?
陰ながらエールを贈らせていただきます。
がんばれ!

さて、しさしぶりのアップでぇ
になるのは江戸っ子でぇ
だから、しさしぶりひさひぶりのことでぇ
なんや、わけわからへんでぇ
こちとら浪速の江戸っ子どすぇー

しばらくアップができなかったのは、深い事情があったのだ。
実は、これが三度目の挑戦なのだ。
なぜか今まで二度にわたって文章が飛んでいるのだ。
しかも、今夜は台風が来るのだ。
また、飛ぶかもわからないのだ。
従って、文章が支離滅裂なのだ。

やはり、万願寺の呪いなのだろうか。

ちなみに、前回のアップから長い間が開いてしまった(イマ○ちゃんほどではない)原因は、かなりはっきりしている。
ヤフーBBの料金を滞納していたからなのだ。
おそろしいことだ。困った

一度空間に放たれた音は、消えてしまって、二度ともどって来ることはない
               (エリック・ドルフィー)

続・新・怪談

続・新・怪談

ぞくっ、シーン

もうええっちゅうに怒り

毛怖新聞
30代40代の男が、もっとも恐れていることのひとつは、毛髪がいつ、取り返しのつかない程さびしくなるか、であろう。
そんな男性のひとりである私のところに、深夜突然、新聞が飛び込んできた。
二重鉄線いりの頑丈なアルミサッシから侵入してきたそれには、
『毛怖新聞 深夜刊』
と、おどろおどろしい文字で題字が印刷されていた。
読売新聞も朝日新聞も取るのをやめ、いまは虎の尻尾が踊っている時のデイリースポーツしか購読していない私だ。
(注:神戸新聞社系の虎ファン御用達のデイリースポーツは、タイガースが勝った時だけデイリーが虎の尻尾になっておどっている)

活字に飢えていたのだろう。久々の新聞に、思わず熟読してしまった。

うーん。なかなか面白い。
『スキンヘッド紳士録』『そりこみ列伝』などの連載が充実している。
『007 危機頭髪』などは、ショーン・コネリーが頭髪の危機をいかに乗り越えて、イメージチェンジに成功したか、を追った、良質のドキュメントである。
4コマまんが陣も、つぶがそろっている。
「いしいひさぱち」「いがらしむけお」「植毛まさし」が持ち回りで担当をするのみならず、女流漫画家の大御所「長谷川ぱち子」も登場する。

しかし、なぜこんな新聞が・・・。
と、その時、壁のしみが突然広がって、陰気な男の顔になった。
思わず、腰をぬかして動けなくなっていると、男の顔が、しゃべった。
おもろいやろ
地の底から湧いてでるような、不気味な声でそれだけ言うと、さっさと消え失せてしまった。

以後、なんの前触れもなく、不定期に『毛怖新聞』は、届けられた。
いったい、誰が、何の目的で。

何回目かの『毛怖新聞』が届けられた時、不気味な男の顔が再び出現して、恐るべき事を告げた。
この新聞を一度読むたびに、髪の毛ぇ、20本づついただいてますから。
わたしは慌てて男を呼び止めようと、あらぬことを口走りながら、壁に突っ込んで行った。
男の顔はすでに消えており、壁に激突したわたしの頭から、髪の毛の固まりが壁の中に吸い込まれるのがわかった。

その時わたしは、はじめて、背筋に激しい悪寒が走るのを感じた。 


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